株仕立て(ゴブレ)のスペイン

2020-09-09

ちょうど2年前の今日、ブドウの収穫を手伝う目的でスペインへ向かいました。
しかし、その年は目的のバレンシアでは収穫時期が遅れていた為、急遽取引先の訪問へ目的変更。

今となっては、当たり前のように海外渡航ができる環境がうらやましい。

そこで今回は、その際に訪れたセジェールス・ウニオの「マシア・ティント」、「マシア・ブランコ」のブドウが栽培されているカタルーニャ州テラ・アルタの畑をご紹介します。

スペインでは古くからブドウに適した栽培方法として、ゴブレと呼ばれるブドウの仕立てが用いられていきました。現在は垣根仕立ても増えてきましたが、このゴブレがスペイン品種の特性と合うようです。

ゴブレは主に日照量が多いスペインやポルトガル、南仏によくみられる仕立て方法で、樹勢がそれほど強くないブドウ品種に適しており、幹が太く株のように見えることから株仕立てとも言われています。

この仕立てでは、地面から近くに果実がなるので、地面の温度の影響を受けやすく、砂地や岩、粘土、石灰岩など土壌によって、熟しかたも変わってきます。

この地域では砂交じりの粘土質土壌なので、熟すスピードも速く、日々ブドウの熟成が進んでいくので、収穫は時間との勝負だそうです。

これらの畑はオーナーであるホアキンさんが約35年前に自ら開墾し、ブドウを植えていったそうで、現在も少しずつ開墾し、畑を広げていっているそうです。

そのため、ブドウへの愛着は人一倍で、毎年収穫の時期は一番楽しくも、一番ナーバスになるとのことでした。かわいがって育てたブドウが美味しいワインになるのはうれしいことだけれども、子供が巣立っていくようで寂しくなるそうです。

とてもかわいらしいおじいちゃんですね。

収穫は全て手作業で収穫する為、毎年、コロンビアからお手伝いがくるそうです。

私も株仕立てのブドウを初めて収穫させてもらいましたが、ずっと中腰で収穫するので、体力的にかなり大変です。

それを約1か月近く毎日続けるのですから、彼らの根気と労働力には頭が下がります。

そもそもこれを1週間手伝うつもりで来たわけですから自分の考えが甘かった。
そして幾分ホッとしました。

しかし、「良いワインは、よい畑から。」と言うホアキンさんの言葉を、身をもって感じることが出来た貴重な一日となりました。

今年も立派なブドウができている頃かな⁉

ということで、本日はブドウ栽培一筋のホアキンさんが作ったブドウから作られている「マシア・ティント」。

私が収穫したブドウも、もしかしたら混ざってたりして(*^-^*)

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