山梨の注目のワイナリー

2020-07-21

先日、山梨の塩山福生里に2018年新設されたワイナリー98winesを訪問してきました。

山梨県内のワイナリーの中では標高660mと、比較的高い地域にあり、南向きの斜面からは甲府盆地や富士山まで見渡せる景観のよい場所にあります。

ワインの醸造・貯槽施設とテイスティングルームを備えていて、黒い倉庫が醸造所、コンクリートの周りに石が積み重ねられて囲まれているのが貯蔵庫。この2つの施設は通路でつながっていて、醸造から熟成、瓶詰めまで効率よく作業しやすい環境だなと思いました。

そしてキッチンカウンターのあるテイスティングルームでは試飲の他に、地元のお菓子やコーヒーなどの軽食も頂けます。

この日はあいにくの曇り空なのでワイナリーの眼下に広がる絶景は望めませんでしたが、それでも標高が高く、風が抜けるため、時間を忘れてのんびり景色を見ながら過ごすには最高の場所です。

2階には天井からぶら下げられたハンモックが2つあるだけのシンプルな造りですが、仕切りのない大きな窓から甲府盆地を一望できるので、それだけでとても贅沢な空間です。

普段は見学や説明などはあまりしていないそうでしたが、今回は特別に醸造施設や貯蔵庫も案内していただくことができました。

そもそもこの98winesを立ち上げた醸造家・平山繁之さんは、メルシャンで長年醸造責任者を務められ、勝沼醸造など国内のワイナリーでの技術的な指導や、販売指導もされてきた方で、山梨ワイン業界では重鎮の方でもあります。

しかし、とても人当たりが良く、ワインに対する情熱も熱く、初めてお会いさせて頂いたながらも様々なお話を聞かせていただくことができ、とても刺激を頂けました!

現在は4種類のワインを製造されており、すべて亜硫酸を使用しない、自然なワイン造りをされています。

ラベルデザインはスペインのアーティストさんが描かれたようで、2種類のワインを並べておくと一つの作品となり、中央にはグラスが現れるなど遊び心も詰まったデザインになっています。

ちなみにこの上の写真にもグラスがあるのがわかりますか?

その他、平山さんの遊び心はワックスキャップの色や段ボールを閉めるガムテープの色までこだわり、ワインが届いた方が少しでも楽しくなればとの思いで作られているそうです。

また、醸造に関しても、常識ではタブーとされる太陽の光にさらしてみたりと、あくなき探求心と好奇心によって、他とは一味違った個性的な味わいを生み出してました。

日本でも今では全国各地でワイナリーが増え、醸造技術や栽培技術が進んできているので、それぞれの個性が現れて、とても面白いと思います。

まだまだ1本あたりの値段が高いという壁はありますが、日本ワインの成長とともに、ワイン業界全体の向上につながっていくことを期待しています。

ということで、本日は98winesのラベルにも負けないデザイン性抜群のスペインワイン「エドゥアルド・ティント」。

バレンシアの一筆書きアーティスト・エドゥアルド・ベルメホによるスペインらしい斬新なデザインが映えるフレンドリーな味わいです。

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